
志戸呂焼 花入れ
志戸呂焼とは?
1、今の島田市金谷地区志戸呂の土と釉薬で作る陶器です。
志戸呂焼は「尾州瀬戸の陶工 初めて志戸呂に来て
造り出せしより志戸呂焼と称する」と文献にもあり、
天正16年(1588年)徳川家康が志戸呂焼に保護を
加えた時代から四百年以上の伝統と歴史があります。
2、小堀遠州は大名茶人、遠州流の祖、
徳川三代将軍家光の茶道指南役
和歌に長じ書は藤原定家の流れをくみ、
芸術的要素が深く建築造園にも天賦の才を発揮した。
その小堀遠州が好んで使ったと言われています。
3、現在、金谷には六軒の窯元があります。
鳳悦窯 白幡鳳悦
彦次窯 丸山茂己
利陶窯 青島利陶
遊 窯 鈴木良法
天真窯 曽根哲男
質侶窯 細井陶游
4、この六名の作家の志戸呂焼が静岡県の郷土工芸品に
指定されています。
この制度は、伝統性のある手工芸品として後世に伝え
伝承するよう匠の技を認定したものです。
5、志戸呂焼の特徴は、桃山時代からの緑釉をはじめ
江戸時代より伝えられる黄褐色の梨釉、紅釉、黒釉、
飴釉、虎斑釉など鉄釉を中心にその焼味は渋く深い
味わいがあり、その良さが今見直されつつあります。
(細井さんの受け売り)
志戸呂焼・石彫 二人展